マグロ2

庄内じじい

2013年07月11日 21:11



せっかくなので、いろいろな部位を観察してみましょう。

それにしても、正面から見て、
目の出っ張りが全く無い。
すなわち、視界は、後方には広く無いようだ。

獲物を見据えて前にすすむだけ!
という意気込みがわかる。



尾びれ。
付け根は、細く、そしてしなやかで強靭。
鞭のようだ。

三日月のような形状と、
その付近になるギザギザ。



これ特徴的ですよね、
マグロ。マグロといえば、
このヒレ(?)のイメージ。

ギザギザの腹に近い部分。



尾びれにね、
水平翼みたいなのがある!
これは知らんかったなぁ。



良く見ると、
半透明だ。
半透明な理由はなんだ??
不思議だなぁ。

氷頭のように食材に使えないだろうか。



頭部を裏側から。
ロケットみたい。
ひれやえらぶたを閉じると、
ツルっとしてる。
正面からの水流に対して,
抵抗が少ないよね、ホント。



胸鰭(むなびれ)。




ペンギンみたいだな。



すごく硬い。



動く方向決まっていて、
稼働域は狭いよ。
方向の制御だけだな。

しかも、完璧に収納できる。
速さに貢献している。
ゼロ戦の車輪収納部を回想する。

ふーむ、
収納スペースがあるよね、
こんな魚、無いよ。

例えば、同じく速そうなブリにも無い。
マグロは速さをとことん追求してるんだろうな。

これもそうだ。背びれ。
摩耗具合から、
潮を切りさいて泳ぐ様子がわかる。



黄色な意味があるんだろうなぁ。
知らんけど。想像もつかん。

そして、
海の蒼が宿る。



美しい魚だ。
本当に、ため息がでる。

競泳選手のようだ。

成魚になれば3m、400kg、
遊泳速度は時速90km、

荒れる日本海を突っ走る、
エネルギーの塊。

歯は控えめだけど、
しっかりとしている。



尾びれが生み出す強力な推進力、
それをサポートする強固な鰭(ひれ)。

ジェット機。ロケット。

機能を追求すれば、
おのずと形状は似るのですね、
それは人工でも天然でも。


あぁとにかく感動した。

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