オニオコゼ

庄内じじい

2018年05月20日 20:12

今日は日曜日なので、
ゆっくりと夕方を味わいたいものだ。

そこでこんなお酒を用意した。
原酒だ。しかも、
その精米は80%。
2割しか削っていない。
さらに、その仕込み年度を気になる人も多いだろう。
平成19年だ。
その歳月を隅々まで味わうために、
ここはぬる燗で。


まずはキュウリでさっぱりとスタート。
かっぱ巻きが大好きなんだが、
細切りキュウリを複数仕込む細工をしていると嬉しいよね。


ついでに日向の柑橘をいただく。


う~む、これうまいな、
今夜の肴にはこの汁を少し入れるか。。。。


で、これです。
古酒燗で味わう初夏の庄内味覚セット、
500円でどうだ?


この煮つけ、オニオコゼです。
またオコゼを煮つけで。
ちょいはまってる、だってうまいんだもの。
これ外食したらいくらになるんだろう。。


上品な煮つけ。
そしてガツンとした口当たりの陰から、
口中でころがすとともに様々な味の鉱脈を
どんどんと見つけていくような、
旨味の炭鉱のような酒だ。


人間は三歳くらいから、
内面で人を判断するようになっていくらしい。
他人の内面は、この年になってもわかることはその複雑さくらいのもので、
自分の内面にもいろいろな顔があることを驚くこともまだある。
この年になってもだ。

今日のオコゼもまたその外面からは想像できないほど、
繊細で美しい味わいを見せてくれた。





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